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私が出会った魚の図鑑です。
Posted by - 2025.07.19,Sat
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Posted by まっち - 2011.02.07,Mon
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セボシタビラと同様,九州北西部のみに生息するタナゴです。透明度が高く,流れが緩やかな水路などに生息していますが,意外にも,止水域で,濁りがあるような場所でも釣れることがあるので,そこに貝があれば水質はあまり関係ないのかもしれません。遊泳力はあまりないので,流れが速い場所では,エサに追いつくことができなかったり,トンボ仕掛けで試してみても,水流に流されないように懸命に泳いでいてエサどころでは無かったりして釣れずに,逆に,流れの無い浅瀬の個体は,浅すぎて釣りにならないので(網師の方々には好都合かもしれません),水路の水が増水する農繁期は釣り辛い印象があります。太いスカイブルーの体側条帯,腹側のシャープすぎるブラック,出血したのかと見間違うほどの口元など,オスの最盛期の婚姻色は魅力に満ち溢れています。写真の個体は誠に不覚ながら網でGETしてしまった個体です。岸際で飼育しているオヤニラミのエサ用のヌマエビを採集していたら網に入っていました。この場所は,新幹線開通によるインフラ整備で消える可能性が濃厚な場所です。自分への戒めとして,そして,必ずやこの場所で釣ることを2011年の目標として行きたいと思います。α川水系β川A場所産2008.5.11

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かなり小型のたなごですが,アタリも大きく横に走ってくれることが多いので,薔薇とは比べ物にならないくらい釣るのは簡単です。しかし,数が少ないのと,もっと強い魚がいるとエサとりで負けてしまうので,釣れはしますが,数を伸ばすのは難しい事が多いです。◎川水系1号水路B場所産2009.3.31

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数的にも大きさ的にも弱者なので,意外に驚くほどの浅場にいることも多い魚でもあります。よく砂地状の緩やかな流れの中に,小さい群れを作っていたり,浅瀬の藻場の中に潜んでいたりすることもあります。写真の個体も,アブラボテやヤリタナゴが多い場所で,何か小さいながらもウロウロしている魚がいると思い,激浅の砂地を叩いてみたところ,釣れた個体です。冬場なども深場よりも,意外に浅場にいることがあります。県外甲川水系乙川産2009.4.19

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生息しているところはそれなりの数がいるので,すぐに絶滅してしまうことはないと思うのですが,中九州でも生息地は減少しつつあります。写真の個体は,中九州でもかなり都市化が進んだ場所の個体で,地元でも汚いことで有名な河川で釣れた個体です。偶々竿出ししたところで,意外な釣果でした。体の艶が無いのと大きさからかなりの老齢個体だと思います。この場所は何度か来たことはありますが,その後カゼトゲの姿を見たことはありません。☆川水系A場所産2006.5.4

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偶々訪れた場所で,水路があり,深場がありました。上流部では公共事業の影響で三面護岸化の工事が進んでおり,水は堰き止められ,泥水が流入していました。魚がいる気配がするので,叩いてみたところ,ヤリタナゴに交じり,数匹のカゼトゲが釣れました。残念ながらこの水路はもう完全に三面護岸化しており,魚が住める水深は無くなっており,下流部も暗渠化されているので,絶滅しているものと思われます。D川水系A場所産2010.4.18

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近くの湖でもレアな個体です。しかし,一番少ないのはアブラボテだったりするので,これも不思議です。■湖L場所産2012.1.28
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